2016年03月03日|房国の『興味津々旅に出よう』
今朝は車に霜が降りていましたが、
昼になれば、若干息苦しさを感じるほど暖かくなってきました。
よく「田舎の人って花粉症とか大丈夫なんですかぁ」
と訊かれますが、
私は全然平気ですし、不思議なことに割合的には都会に比べて花粉症の人は少ないと思いますよ。
私の弟はひどいですけど笑
あまり花粉のことで木材が悪者になりませんように笑
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2014年12月08日|房国の『興味津々旅に出よう』
今年も残りわずかということで、
たまにはブログを更新しないと、
「山共、ちゃんとやっているのかな?」って思われてしまうかもしれませんね。
ブログをはじめた当初はfacebookなどは世になかったわけですが、
日進月歩の時代、
世の中の価値観や使用されるツールもどんどん変わっていきますね。
そんな中、今年も弊社としても色んな変化がありました。
業務の分野では、
まず第一に東京方面に材料を出し始めたことが大きかったですね。
東白川村の、岐阜県の木材の良さが東京でも認められつつあることはとても嬉しいことです。
また、
今年から山林部門を本格稼働させるべく、
人はもちろん、機械なども新たに導入しまして、
今後につながる大きな一歩になりました。
社員も今年になってから4人入り、どんどん若くなっているなぁという印象です。
来年は来年で、
「こうしていこう」というのは色々考えておりますが、
世の中の情勢を見ながら、
必要とされる会社でありたいという気持ちは変わりませんので、
どうぞよろしくお願いします。
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2014年08月12日|房国の『興味津々旅に出よう』
ご無沙汰しております。
田口房国です。
今日は8月13日、
お盆前の仕事納めですので、一気にこの半年間を総括しようと思っていますが、
一言でいうと、
「とても忙しかった半年間」でした。
昨年秋から続いていた増税前の駆け込み需要で昨年度中は納材に追われ、
増税後、一段落するかと思いきや、
発注のペースが落ちることなく現在に至っております。
本当に、
本当に、
ありがたいことです。
10年くらい前の6月、
半月もの間FAXが動かないことがありました。
壊れていたわけではありません。
発注が来なかったのです。
その時思いました、
「忙しい時の苦しみなんて、暇な時の苦しみに比べたら大したことないな」と。
それ以降、
お客様からの様々なお問い合わせに対し、可能な限りお応えしていこうと思ったわけです。
この半年の間には本の出版、テレビの特集、トークショーなど
初めてのことも数々ありました。
何もかも周りの方のおかげですね。
お盆休みはゆっくり休養して、
また下半期に向けてがんばりますので、
どうぞよろしくお願いします!
トークショーでの一コマ(一番左)
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2013年10月09日|房国の『興味津々旅に出よう』
facebookでもお知らせしましたが、
積極的に国産材の利用推進を行ったとして、
このたび「木づかい運動顕彰」日本木材総合情報センター理事長感謝状を頂きました。
子どもや一般の方を山へ連れて行ったり、
ぎふの木のおもちゃを開発したり、
各種講演やセミナーを評価していただいた結果ということですが、
まだまだ大きな結果は残せていないと思っています。
ただ、タマホームなど大手さんと名前を連ねていただけたことは、
田舎の小さな木材会社にも目を向けていただけたということですので、
それには素直に感謝いたしますとともに、
いずれの活動も弊社だけではなく、
関係の皆様のご協力があってのことですので、
その皆さんを代表して受け取ったと思い、
これからも努力していく所存です。
贈呈式に参加できませんでしたので、
この場をお借りして、
なんだか堅い文章になってしまいましたが、
お礼の言葉と致します。
ありがとうございました!
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2013年02月26日|房国の『興味津々旅に出よう』
東白川中学校の芸術鑑賞会に社員6名とともに行ってきました。
なぜかと言いますと、今回演奏される「みのかもアルプホルンクラブ」さんのアルプホルン、
その材料は以前弊社で用意した東白川村の桧の間伐材なのです。
もう5年以上前になりますが、
代表の渡辺さんが突然弊社にお越しになりました。
当時渡辺さんは「みのかも森と林の会」という名前で環境をテーマに市民団体で活動されており、
間伐の必要性、また間伐材の利用促進のために桧を使ってアルプホルンを作りたいんだということを話されました。
街の人が山のことを考えてこうして提案して頂けることが嬉しく、さっそく10セットほどの材料を用意させていただく約束をしました。
間伐材の利用促進とはいえやはり楽器ですので何でもいいというわけにはいきません。
未知のことに四苦八苦しながらも材料を用意しました。
何とか無事に用意でき、クラブの皆さんが軽トラックで積んでいかれたのが昨日のことのように思い出されます。
あれから5年。
クラブの活動も軌道に乗り、今では毎年材料を用意させていただいています。
クラブのメンバーも40人を超えたということですし、
昨年はぎふ清流国体の開会式でも演奏されたそうです。
ここまで継続されている事にはただただ脱帽するばかりです。
さて、そんなアルプホルンがどのような関係か、東白川中学校で演奏するという話を聞きました。
実は私も演奏を聴くのは初めてです。
せっかくの機会ですので中学校の校長先生に無理を言い、一緒に聴かせていただけることになりました。
会場で配られた資料には、このアルプホルンが東白川の桧で作られたこと、
そして 『故郷に帰ります』 という文字がありました。
素晴らしい演奏を聴きながら、
東白川の事、山のこと、林業のことをいつも気にかけて下さっている事に
万感の思いでした。
中学生の前で演奏される、みのかもアルプホルンクラブの皆さん
クラブの皆さんと一緒に。
ホルンの長さは3.4M。近くで見るとすごい迫力でした。
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2013年02月22日|房国の『興味津々旅に出よう』
今回は名古屋市で建設中のDesigner's Faktory KISETSUのY様邸を見に行ってきました。
ちょうど休憩時間で休んでいる棟梁の西尾君に遭遇。
私よりも年下ですが、責任感ある仕事っぷりと独特のキャラで「大棟梁(ダイトウリョウ)」と周りから呼ばれています(笑)
「まだちょっと散らかっているけど・・・」 と言いながら中を案内していただきました。
たしかに散らかってはいますが、
毎回帰る時にはしっかりと掃除をして常に現場を綺麗にしておくことを心掛けているそうです。
都会にお住まいの方の中には無垢材で家を建てるのがすごく難しい事だと思っている人も少なくないようですね。
全然難しくないんだけどなぁ。
おお~、玄関扉がカッコいい!
弊社の製品はカッコいいわけではありませんが、
見えない所で家そのものを形作り、支えています。
名古屋にまた一軒、山共の木が使われた家が建ちます。 何十年と山で大切に育てた木が、ここで第二の人生(木生?)をスタートするわけです。 このベールが取り外される日が楽しみですねぇ。
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2013年02月19日|房国の『興味津々旅に出よう』
山共では去年から祝日も休みにしているため、今月も3連休がありました。
今回はなかなか行けない弊社の納材した建築現場を回る事にしました。
(有)村雲建築さんのK様邸。
村雲建築さんは弊社とは何十年以来のつきあいの地元の建築屋さんです。
しかも設計は、これまた私の友人である有建築設計舎の坂崎君ということで、
まさに巡り合わせの家というわけです。
杉の横架材に赤松の梁丸太。 木材の持つ自然な風合いがいいですね。 家を建てる前にどの木材をどこに使うのかを入念にチェックされていたことを思い出します。 庇は独特の構造で大きく張り出しています。 このあたりは坂崎君の腕の見せ所かな? 面白い使い方でした。
大工の安江さん。
沢山の職人さんに指示を出しながらご自分でも作業中。
私も社会人になってからずっとお世話になっている、とても優しい方です。
私の信頼する建築屋さん、設計士さん、
そして多くの職人さんの手によってきっと素晴らしい家になると確信しながら拝見させていただきました。
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2012年12月04日|房国の『興味津々旅に出よう』
「歳とるほどに志 オールド・ビー・アンビシャス」
私が最近、師と仰ぎ、教えて頂いている上甲晃先生の最新著である。
この著のテーマは高齢者を「社会のお荷物」と考えるか「大切な資源」と考えるか、ということである。
お荷物と考えれば、それは邪魔な物である。
ゴミと同じで誰も面倒を見たがらないし、その処理場(例えば介護施)や経費(社会保障)のことにばかり思考を働かせることになる。
大切な資源と思えば、どう活かすかということを考えるのである。
いま東白川村ではにわかに薪作りが活気を帯びてきている。
村のケーブルテレビではお年寄りたちが集まり、ホームセンター向けの東白川産材の桧の薪をみんなで作っている様子が何度か放映された。
そして事業そのものも順調なようで、「人手が足りなくて困っています」という話も聞かれる。
集まっているお年寄りの表情は皆明るい。
お年寄りと若者を比べると、確かに体力は衰えるが、経験という点に関しては、若者は到底及ばない。
そして、人間だれしもそうであるが、自分が社会から必要とされているということが何よりも幸せなのだ。
「幸せ」ということに関して、どんな人生を思い描くかを若い人間に尋ねれば、
「使いきれないくらいのお金が欲しい」
「遊んで暮らしたい」
「働かずに世界中を旅したい」
「数えきれないくらいの女性に囲まれて生活したい」など、キリなく出てくるだろうが、
車が10台あって、家が5軒あって、毎週国々を渡り、毎日ショッピングに行って、毎夜違う女と遊んでいる・・・。
実際にやってみるとほんの数年で確実に飽きるだろうな、と思うのである。
なんだ、結局追い求めてきたそれは、幸せな人生などではなかった、と気づくのがオチだ。
生活に困らない程度の資産はあるに越したことはないが、
そんなことより、死ぬまで誰かに必要とされている方がよほど幸せなのではないだろうかと思うのである。
私も前々から自らの事業の構想の中に、林業でお年寄りを雇用していく、ということを考えていた。
効率が求められる伐採・搬出は体力のある若者に任せるとして、手入れなどさほど効率を重視しない分野ではまさにお年寄りの知恵や経験が活かせられるのではないかと思うのである。
田舎のお年寄りは、山仕事に専従していなかった人でも、木を伐ったり、草を刈ったりすることくらい、朝飯前、夕飯後でもやる事が出来るのだ。
何もそのような仕事ばかりでもない。
小さい子供を預けておける施設。
今は東白川でも「子育てママの会」というママさん達の集まりがあり、昔の保育園を利用して土曜日など預かってくれるが、年々サポートメンバーが少なくなってきている現状ではいつまで続くか分からない。
こういう時こそお年寄りの出番ではないだろうか。
経験未熟なママさんでは子育てで悩むこともあるだろう。
そんな悩みを聞いて、経験からアドバイスできるお年寄りはかけがえのない存在となる。
生活していく知恵、野菜の作り方、料理の仕方・・・核家族では自動習得できないアイデアがどれだけでもある。
「お年寄りは資源」と考えるとどんどん夢は膨らむ一方だ。
日本は世界で最先端の高齢国である。
そして東白川村はその平均値をさらに上回る高齢地域である。
それは止めようもない事であるが、何もそこに暗いイメージを持つ必要はない。
徳島の上勝町のように、お年寄りが元気になり過ぎて、ついに無人になった老人ホームを閉鎖した例もある。
出発点の発想を変えるだけで、力を入れるポイントが全然変わってくるのだ。
山共も若い人たちが増えてきた。
地域の雇用を増やし、活気のある会社を目指してきた私にとっては誠に嬉しい限りではあるが、
同時に今後はお年寄りが活躍できるようにするためにはどうすべきかを考えていきたいと思っている。
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