2008年10月30日|房国の『興味津々旅に出よう』
10月26日(日)
ついに「新巣千年の森間伐体験ツアー ~森の恵みを子供たちへ~」の日がやってきました。
実際に一般の方々に木を伐ってもらおうと、永年温めてきた企画に春日井の工務店「㈱輝節」さんが協力してくださり、実現の運びとなりました。
間伐の説明は前回の記事でした通りです。
さて、当日は「曇り」の天気予報に反して朝からしっかりと雨が降っていました。
もちろん外での作業がありますから、雨では最悪中止を考えなくてはいけません。
昼には止むという予報を信じスケジュールを変更して、まずは旧加子母村の「田口木工」さんへ。
ここでは㈱輝節さんの家で使われる建具や木製キッチンが製作されています。
併設してあるショールームでコーヒーを頂いた後、工場を見学。
今度建てるお宅に入る建具やキッチンもあり、参加者の皆さんも興味深く見ていました。
場所を山共に移し、工場で製材の実演。
もちろん製材機はうちの若手製材機ウーマン・トモコちゃんです。
大きな丸太が二つになるところなど、日頃見慣れない光景を楽しんでいただけたのではないでしょうか?
材料置き場も見ていただきました。
桟積みをして太陽の光りと風と雨でゆっくり乾燥してある杉の梁桁です。
そうこうしているうちにお昼になりまして、何とか雨も上がり始めたので山に移動しました。
山では朝から準備をしていてくれたうちのスタッフと森林組合の友達が火を焚いたりおにぎりと豚汁の準備をしていてくれたりしました。
こういう木々に囲まれて食べるご飯って本当においしいですよね。
普段なら残すものまで食べちゃったり、ご飯も最後の一粒まで食べたり。
気温は寒かったものの、焚き火のおかげで身も心も温かくなりました(祖父がこだわりを持って焚き火を管理してくれました)。
昼食後はいよいよ間伐体験です。
小さな木から大きな木まで一人何本か手ノコで伐ってもらいました。
大きな木が倒れていく時の「メキメキ」「バキバキ」「ドサァァ」という音は何とも爽快!!
切った桧の切れ端をお土産に。
家に置けばきっとリラクゼーション効果抜群の芳香剤になるでしょう。
一汗かいた後はゲーム。
チーム対抗で「丸太早切り競争」と「木の年輪当てクイズ」をやり、phinocchioでも販売している木工品がもらえました。
その後森林散策へ。
歩いているとなんと「カモシカ」が僕たちを祝福?してくれました。
こっちを見てじっとしているので写真を撮り放題。
でも焦ってなかなかうまく撮れませんでした。
最後に看板に参加者の皆さんの名前を明記し、ツアーは終了。
「想像以上に楽しかった」等、参加された皆さんの喜んだ顔が見れて、僕達スタッフも「やってよかったね」と思いました。
まだまだ至らぬことや準備不足な事も多かったですが、また次回も今回以上の企画になることを目指していきたいと思います。
参加された皆さん、輝節さん田口木工さん、スタッフの皆さん、ありがとうございました!!
(撮った写真は「phinocchio店長日記」で掲載しています)