2010年10月11日|房国の『興味津々旅に出よう』
昨日は多治見に平林都(ひらばやしみやこ)さんの講演を社員の安江清と聞きに行ってきました。
平林さんは、最近テレビでもよくお見掛けするので知っている方も多いと思いますが、接遇というものを広めている方です。
接遇とはなんぞや、と聞かれてもうまく説明できませんが、簡単に言えばマナーです。
広辞苑でひくと「もてなし、接待、あしらい」と出てくるそうですが、
平林さんは「自分のところに来てくれた人に、楽しく、気持ちよくなってもらい、帰るときには笑顔になってもらうこと。相手の仏頂面を、自分の笑顔で融かすこと」と考えられているようです。
人に、特にビジネスシーンでお客様の応対をするとき、いかに相手の気持ちを考えられるか。
そしてスキルとして、それを身につけられるか。
本の中から一つだけ紹介させていただくと、
[お客様をお待たせするとき]
〇「少々お待ちくださいませ」
X「ちょっと待ってください」
となります。
命令口調はお客様に対する言葉ではありません。
お待ちください、待ってください、では「誰が待つか!」と言いたくもなります。
お待ちくださいませ、お待ちいただいてもよろしいでしょうか、と言われれば「しょうがないなぁ」となると、平林さんは言われます。
根底にあるのは、相手をいかに優先して考えているか。
本当に感謝の気持ちなりを持っているか、ということだと思います。
少し前のアリさんマークの引越社のCMで、
社員が「お客さん満足度が・・・」みたいなことをいうと、
赤木英和が「お客さんやない、お客様だろう」と叱りつけるみたいなのがありましたよね。
心から感謝しているんだったら「さん」ではなく「様」だろ、みたいな。
とても印象に残るCMでした。
平林さんのお話は独特の歯に衣着せぬ語り口でとても楽しかったです。
細かい実践は少なかったですが、そこは本で勉強したいと思っています。
また、雨の中、僕の友達もたくさんボランティアスタッフとして交通誘導等をやっていました。
多治見の団結力、多治見を活気ある街にしていきたいというみんなの想いがひしひしと伝わるイベントでした。
ありがとうございました!