2011年08月15日|房国の『興味津々旅に出よう』
皆さんいかがお過ごしでしょうか?
山共は13日から17日までお盆休暇に入っています。
私のお盆の過ごし方はここ10年地元の夏祭りの運営でほぼ終わってしまいます。
毎年14日にお祭りをするので13日の準備、15日の後片付けを入れると、あとは特に出かける気力もなくなってしまいますね。
昨日の夏祭りは天候にも恵まれ、たくさんの人で賑わいました。
今年は東日本の震災の影響を考慮し、協賛金を集めないことで、少しでも地元企業の助けになれればという思いでした。
この協賛金収入はお祭り予算の半分を占めていたので実際はかなり厳しい予算組みです。
テントなどの固定経費はどうしてもかかりますので、削れるところと言えば花火を含むイベント経費。
そのため今年の花火はコンビニなどで売っているようなおもちゃ花火で、見に来ていただいた方にはがっかりさせてしまったかもしれません。
シュポッ、シュポッという小さな音をたてて夜空に散ってゆく花火を見ながら私は思いました。
あぁ、これが日本の現状なのだ、と。
でも、これでもいいじゃないか、と。
もしかしたら地元企業や行政に頼み込めばお金はもらえたかもしれません。
しかし借金まみれの日本という国を想う時、今までがぜいたく過ぎたのではないかということも思います。
現実の状況をちゃんと見る時、借金してまで今まで通りの事をやることに、私は意味はないと思います。
それよりもわずかな金額かもしれませんが、地元企業に負担をかけなかった事、行政に負担をかけなかった事の方が誇りに思えます。
そのかわり今回は今まで以上に村民の方々にステージイベントなどで参加していただきました。
中学生たちがバンドやAKBのダンスで盛り上げてくれました。
おばさま達がフラダンスで夏の夜を演出してくれました。
たくさんのボランティアスタッフが交通整理など大変な仕事を引き受けてくれました。
私達には人間力という大きな資本がもともとあるのだということを実感しました。
そして久しぶりに会う、友達、知り合い。
村の夏祭りならではの光景・・・。
「武士は食わねど高楊枝」
たとえお金がなくても、心の有り様は高貴でいたいと思います。