2013年02月26日|房国の『興味津々旅に出よう』
東白川中学校の芸術鑑賞会に社員6名とともに行ってきました。
なぜかと言いますと、今回演奏される「みのかもアルプホルンクラブ」さんのアルプホルン、
その材料は以前弊社で用意した東白川村の桧の間伐材なのです。
もう5年以上前になりますが、
代表の渡辺さんが突然弊社にお越しになりました。
当時渡辺さんは「みのかも森と林の会」という名前で環境をテーマに市民団体で活動されており、
間伐の必要性、また間伐材の利用促進のために桧を使ってアルプホルンを作りたいんだということを話されました。
街の人が山のことを考えてこうして提案して頂けることが嬉しく、さっそく10セットほどの材料を用意させていただく約束をしました。
間伐材の利用促進とはいえやはり楽器ですので何でもいいというわけにはいきません。
未知のことに四苦八苦しながらも材料を用意しました。
何とか無事に用意でき、クラブの皆さんが軽トラックで積んでいかれたのが昨日のことのように思い出されます。
あれから5年。
クラブの活動も軌道に乗り、今では毎年材料を用意させていただいています。
クラブのメンバーも40人を超えたということですし、
昨年はぎふ清流国体の開会式でも演奏されたそうです。
ここまで継続されている事にはただただ脱帽するばかりです。
さて、そんなアルプホルンがどのような関係か、東白川中学校で演奏するという話を聞きました。
実は私も演奏を聴くのは初めてです。
せっかくの機会ですので中学校の校長先生に無理を言い、一緒に聴かせていただけることになりました。
会場で配られた資料には、このアルプホルンが東白川の桧で作られたこと、
そして 『故郷に帰ります』 という文字がありました。
素晴らしい演奏を聴きながら、
東白川の事、山のこと、林業のことをいつも気にかけて下さっている事に
万感の思いでした。
中学生の前で演奏される、みのかもアルプホルンクラブの皆さん
クラブの皆さんと一緒に。
ホルンの長さは3.4M。近くで見るとすごい迫力でした。