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四川成都記 いきなり最終章

2010年12月03日|山共の『地域の林業・製材加工!』

のんびり書いていこうかと思っていましたが、

 

のんびり過ぎて一向に書かない自分の性格がわかったので、

 

一気に書きます!

 

 

 

というわけで2日目。 

 

夜が明けてちゃんと見る成都。

 

結構きれいですよね?

 

 

 

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中国というとすごい喧騒というイメージがありますが、

 

そんなことないですよ。

 

バイクなんてほとんどが電気バイク。

 

音なんてないですもん。

 

成都は治安がいいからパトカーだっていない。

 

成都の人が東京とか大阪に来たら、

 

「うるさいところだなぁ」って言うかもしれませんね。

 

 

 

 

 

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僕たちの滞在している「7daysinn」。

 

最近日本にも増えてきましたが、最小限の設備で安く泊まれるホテルです。

 

中国全土に展開していて上場しています。

 

 

 

 

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先日反日デモがあった成都中心部、春煕路(チェンシールー)

 

いえいえ、穏やかなものです。

 

中国人たちはみんなイトーヨーカドーや伊勢丹で買い物もします。

 

ここ成都のイトーヨーカドーは全世界のヨーカドーでトップの売り上げを出しているようです。

 

あのデモの報道は一体なんだったのか?

 

やはり自分の目で見て、肌で感じることが大切。

 

ヨーカドー店内写真は怒られるそうなのでなしです。

 

 

 

 

夜は古い街並み風に観光開発された地区へ。

 

すごく雰囲気がいい地区です。

 

昔の建物の中でジャズの生演奏なんかがやっています。

 

 

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水あめアート。

 

路上にも屋台でこういうことを色々やっています。

 

このライヴ感が中国ならではですよねっ!

 

 

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ホント店の雰囲気も料理も最高!

 

ジャッキーチェンの映画の中にいるみたいです。

 

 

 

 

 

3日目。

 

武侯祠という諸葛亮孔明を祭っている建物に行きました。

 

さすが三国志、蜀の都です。

 

ここも単なる観光スポットというわけではありません。

 

1000年以上の歴史を持つ観光スポットで、

 

かの杜甫もここを訪れ詩を読んでいる、

 

そんな キング オブ 観光スポット なのです。

 

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4Mくらいある諸葛亮像。

 

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このような像が人物ごとに作られているんですが、

 

この諸葛亮像は主君・劉備よりも奥に鎮座しています。

 

いいのか、劉備!?

 

 

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中にはたくさんの彫像もありますが、

 

この牛の幸せそうな顔・・・大好きです!!

 

 

 

そしてお決まりのかぶりモノ系・・・

 

 

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荒野の果てにどんな夢を見るのか、諸葛亮房国・・・。

 

 

 

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「おおっ!これは関羽井澤殿!」

 

「諸葛亮殿、日本の夜明けは近いぜよっ!」

 

「りょ、竜馬??」

 

 

 

隣接する錦里というところを散策。

 

お茶屋さんで茶道を教えてくれる女の子と舞踊をやる男の子に会いました。

 

 

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やっぱりライブなんだよなぁ。

 

 

 

 

車を30分ほど走らせて郊外へ移動。

 

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途中、高層マンション群が建設中でした。

 

それにしても見てください。

 

「同じデザイン」のものが「同時進行」で作られているんです。

 

こんなこと日本ではありえませんね。

 

発展の速さ、社会背景・文化の違い、こんなところでも感じることができます。

 

 

 

農村地帯に到着。

 

とはいってもここは「観光農村」という感じのところです。

 

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馬に乗り、平原を駆け抜けた男たちに思いを馳せます。

 

遊んでばっかり?

 

仕方ないんです、男のロマンなんだから!

 

 

 

4日目。

 

四川省といえばパンダ。

 

この研究所から日本をはじめ世界各地にパンダがレンタルされています。

 

 

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果てしなく広い園内を歩いてやっと対面したのが・・・

 

レッサーかよっ!

 

 

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でも可愛い!!

 

中国語で「可愛!(クーアイ!)」。

 

少し侮っていたな。

 

 

その後、やっとジャイアントパンダがいました!!

 

 

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なんだこれ?

 

全然動かないぞ?

 

ホントにこのままの体勢でず~~~~~~と動かないんです。

 

置物なのか?

 

「夕べ、飲み過ぎちまったよぉ」

 

って感じの リアルたれぱんだ でした。

 

 

あ、やっとまともなやつがいました。

 

しかも多っ!!

 

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だれてる感は否めませんが、この数はさすがに嬉しくなります。

 

また、撮影禁止でしたが赤ちゃんパンダ6~7頭がひとつのベッドで寝てるところも見ました。

 

なんでパンダってこんなにかわいいのかなぁ?

 

これ、白黒の割合が違ったり、違う色だったらあまり可愛くないんだろうなぁ。

 

 

 

移動し、建材センターへ。

 

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ここはまた、果てしなく広いですよ。

 

端がかすんでわからない。

 

無数の建材屋さんが軒、というか建物を並べているんですが、

 

タイル、ボード、設備関係が多く、木材なんてほとんどない。

 

やっとあったけど・・・

 

 

 

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ほとんどボード屋さんばかり。

 

あとは若干の下地材。

 

たしかにボードは飛ぶように売れているが、無垢の木材を使う文化がないのか?

 

 

 

翌日は朝6時出発なので事実上最後の晩餐。

 

 

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これまたメッチャ美味そうでしょ?

 

ホント美味いんだから。

 

白酒も飲み、最高の夜。

 

我不想説再見(サヨナラは言いたくないよ)・・・。 


 

 

 

 

----総括----

 

5日目、AM6:30、成都空港。

 

ひしめき合う車、人種を問わずごった返す人。

 

その熱気と喧騒にかき立てられるように僕らもゲートをくぐった。

 

この人、物の圧倒的な動きが今の中国を如実に表している。

 

それはガラガラのセントレアから出発してきた僕には少なからずショックな光景だった。

 

 

 

今回の視察で今までの2回と違っていたのは、待っていてくれたのが友達であり、より普段着の中国文化に接することができたということだ。

 

そしてそれは今後中国でビジネスをしたいと思うならば確実に知っておかなければいけない事柄ばかりだ。

 

それが具体的にどういうことであったかは・・・僕の中で大切にとっておこうと思う。

 

なぜならそれは実際に現地に行かなければ理解のできない類のものであるし、またそれこそが時間と費用と労力を使って手に入れた財産だからである。

 

ここで言えるのは、「中国人は騙すのが当たり前」みたいなことをよく聞くが、決してそうではない。

 

むしろ日本よりも義理人情を尊ぶ人達だと思った。

 

人を嘘つき呼ばわりする前に、自分はどうだろうか。

 

表面的な付き合いになっていないか?

 

心から相手を大切に思っているか?

 

 

 

そしてもう一つ。

 

中国は日本より一歩遅れたイメージがあるかもしれないが、

 

前述の電気バイク然り、すでに日本が抜かれている分野もある。

 

死に物狂いでやらないと中国に負けてしまう、そんな危機感も抱いた。

 

やってやる!絶対負けねーぞ!と三国志の地で誓いを立てた。

 

 

 

さて、多治見元気大学の加藤先生に「100万用意して10回中国に行け」と言われてから3回が実現した。

 

今度はどこに行こうかなぁ。