2011年11月09日|山共の『地域の林業・製材加工!』
こんにちは、田口房国です。
最近はお陰様で製材も忙しく、
私自身も予定がない時は製材機に乗って製材作業をしています。
今日は天然乾燥東濃杉の挽き直し。
乾燥した木材は曲がったりすることが多いので、
弊社では出荷直前に挽き直し(2度挽き)した後、
プレナーで仕上げて出荷いたします。
露天での天然乾燥で表面が黒ずんだ木材を製材すると
中からキレイな色の肌が現れます。
未乾燥状態ではこげ茶のような色をした赤身も、
乾燥するとピンクに近いような色になりとてもキレイ。
今日挽き直しをした木材は私自身が見てもとてもいい状態になっていました。
ケータイカメラではうまく伝わらないかな?
近くにいた工場長の忍君を呼んで、
「すごく良い感じになってるよ!」
と話したら、
「結構いいら?」
と、彼もとても嬉しそうでした。
木材というのは一本一本個性があり、
全部が全部うまく、キレイに仕上がるとは限りません。
そこが我々製材屋にとって一番苦労するところ。
毎日が試行錯誤の連続です。
そんな中、自分でも感動するような出来栄えの物が作れた時、
本当に嬉しいのです。
普段、私はそれほど自社の材料を必要以上に褒め称えないのですが、
今日ばかりはブログで報告したいと思いました。
「全部こういう感じなら、絶対この会社は潰れないんだけどなぁ。」
と、工場長と笑いながら話しました。