2008年12月21日|房国の『興味津々旅に出よう』
先週末、愛知県のHさんの上棟式に行ってきました。
とてもいい天気です。
吹き抜ける風が周りに杉のいい香りを運びます。
Hさんは10月にやった間伐体験にも参加してくれた方で、今回会うのは2回目。
本当に嬉しそうで、僕も終始ニコニコ(ニヤニヤ?)してしまいました。
屋根も張り終えた午後4時、餅投げの開始です。
最近はあまり見なくなった光景です。
僕も初めて餅を投げました。
近所の子供達がたくさん来てくれて、とても盛り上がりました。
この家がHさんをはじめ、周りの方々に温かく見守られながら徐々に、また、しっかりと造られていくことを確信しました。
この家は来年夏頃に完成するようです。
人によっては、長いなぁ、と思われる方もいるかもしれませんが、僕はいいと思います。
だってやはり一生のうち、家づくりということは何度もあるものではないのですから。
家づくりというものをじっくり楽しんで頂いた方が、また愛着も湧くと思うのです。
私共は材料屋という立場ですが、その都度、その時に一番最高の材料を納めています。
その家でお施主さんの笑顔がいつまでも続くように。
また世代を超えてその笑顔が続いていくように願っています。
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2008年12月10日|房国の『興味津々旅に出よう』
今日は昼から岐阜県立森林文化アカデミーに行ってきました。
木材乾燥について教えてもらいたいと思い、朝、アカデミーの富田先生に
「教えていただけませんか?」
と電話を入れたところ、
「いいですよ。」
と快諾していただき、しかもいきなり今日アポが取れた次第です。
ほとんど面識のない僕の唐突な電話にはさぞ驚かれたことでしょう。
アカデミーで1時間半ほど木材乾燥の仕組み、強度や割れに対する建築用材としての木材のあり方、商業ベースでの木材乾燥の目指すところなど、たくさんのことを教えていただきました。
また、今実験されているラボも見せていただき、とても嬉しかったです。
今日聞こうと思っていたことは大方聞いたつもりでしたが、帰ってきながら
「あれ?こういう場合はどうなんだろう・・・」
などという新たな疑問も湧いてきました。
まだまだ教わらなければいけないことも、自分で研究しなければいけないこともタップリありそうです。
学問に終わりはないですね。
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2008年12月08日|房国の『興味津々旅に出よう』
先日は猛吹雪だったりと、年の瀬を迎えますます寒くなってきました。
今日からはとうとう股引装着。
かなりな重装備です。
工場仕事も寒いですが、山仕事の皆さんも大変です。
木材は水を吸い上げないこれからの時期が最も伐採に適しているようですが、こう寒くては無理はできません。
つくづく林業って大変な業種だなと思うところであります。
さて、12月に入ってから3日間ほどは雑誌や新聞の取材が続きました。
新聞は業界紙ですが、1月の新春企画。
雑誌は2月発売のちゃんと書店でも売っている本。
またその頃になったら改めて紹介させていただきます。
「来年の話をすると鬼が笑う」ではありませんが、もう色んな事が来年に向けて動き出してる感じですね。
「来年」につながる残り少ない「今年」を精一杯頑張りたいと思っています。
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2008年11月30日|房国の『興味津々旅に出よう』
こんにちは。
11月も終りですね。
今月は山共の決算月であり、また乾燥機が入ったり色んなことが重なって、あれもこれも・・・
目が回りそうな日々が続きました。
先週末には東京に行ってきました。
高校時代からの友人の結婚式に呼ばれまして。
その友人や自分の事を見ると何も変わってないような気がするのですが、僕が31歳なので16歳の2倍生きてるんですよね。
大学を卒業してからも10年が経とうとしています。
そんな時間が嘘のように、高校時代と大学時代を一緒にフラッシュバックしたような旅行となりました。
11月の9日には㈱輝節さんの下請け会の旅行で北陸に行ってきました。
とても楽しかったですよ。
いや~旅行っていいですね。
次は海外に行きたいです!!
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2008年11月18日|房国の『興味津々旅に出よう』
今日も一日ばたばたと動いていました。
何度工場と製品置き場を往復した事か。
(製品置き場は工場から500mくらい離れた土場にあって、そこで天然乾燥をしています)
焦るあまりフォークリフトで無理してたくさんの製品を持ち上げ、ひっくり返してしまい、余計に時間がかかってしまいました。
こういう時こそ慎重に、確実にやらなければいけませんね。
さて、今日は天気雨が降りました。
もしかしたらと思い外に出てみると、案の定「虹」が出てました。
しかも!!
僕は生まれて初めて、しっかりと虹の付け根(地面と接しているところ)を見ることができました。
子供の頃、よく思いました。
どうやったら虹を渡れるのだろう。
どこに行けば虹に乗れるのだろう。
その答えが今日初めて分かったのです。
虹の付け根は・・・
『近所の消防団のポンプ庫』でした!!!
今後もし小さい子供達に
「虹に乗るにはどこに行けばいいの?」
と聞かれたら、迷わず
「消防団のポンプ庫に行きなさい」
と答えることにしようと思っています。
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2008年11月04日|房国の『興味津々旅に出よう』
朝晩は本当に寒くなってきましたね。
そんな中、心温まる・・・訳ではありませんが、木材が温まる「木材乾燥機」がついに山共に入りました!!
多様化する木材ニーズに応えるべく、乾燥機を入れる決断をしました。
もちろん天然乾燥材もこれまで以上に力を入れていきます!!
さて、その乾燥機も昨日から初稼動を始めたわけですが、いきなりトラブル発生!!
機械が勝手に止まってしまうのです。
原因を突き止めるべく、昨夜は乾燥機とともに一晩過ごしました。
朝、考えられる原因をメーカーさんと打ち合わせて問題解決。
モルダーを導入した時もそうでしたが、初めての機械を動かす時って絶対にうまくいかないんですね。
逆にもう慣れましたが。
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2008年10月30日|房国の『興味津々旅に出よう』
10月26日(日)
ついに「新巣千年の森間伐体験ツアー ~森の恵みを子供たちへ~」の日がやってきました。
実際に一般の方々に木を伐ってもらおうと、永年温めてきた企画に春日井の工務店「㈱輝節」さんが協力してくださり、実現の運びとなりました。
間伐の説明は前回の記事でした通りです。
さて、当日は「曇り」の天気予報に反して朝からしっかりと雨が降っていました。
もちろん外での作業がありますから、雨では最悪中止を考えなくてはいけません。
昼には止むという予報を信じスケジュールを変更して、まずは旧加子母村の「田口木工」さんへ。
ここでは㈱輝節さんの家で使われる建具や木製キッチンが製作されています。
併設してあるショールームでコーヒーを頂いた後、工場を見学。
今度建てるお宅に入る建具やキッチンもあり、参加者の皆さんも興味深く見ていました。
場所を山共に移し、工場で製材の実演。
もちろん製材機はうちの若手製材機ウーマン・トモコちゃんです。
大きな丸太が二つになるところなど、日頃見慣れない光景を楽しんでいただけたのではないでしょうか?
材料置き場も見ていただきました。
桟積みをして太陽の光りと風と雨でゆっくり乾燥してある杉の梁桁です。
そうこうしているうちにお昼になりまして、何とか雨も上がり始めたので山に移動しました。
山では朝から準備をしていてくれたうちのスタッフと森林組合の友達が火を焚いたりおにぎりと豚汁の準備をしていてくれたりしました。
こういう木々に囲まれて食べるご飯って本当においしいですよね。
普段なら残すものまで食べちゃったり、ご飯も最後の一粒まで食べたり。
気温は寒かったものの、焚き火のおかげで身も心も温かくなりました(祖父がこだわりを持って焚き火を管理してくれました)。
昼食後はいよいよ間伐体験です。
小さな木から大きな木まで一人何本か手ノコで伐ってもらいました。
大きな木が倒れていく時の「メキメキ」「バキバキ」「ドサァァ」という音は何とも爽快!!
切った桧の切れ端をお土産に。
家に置けばきっとリラクゼーション効果抜群の芳香剤になるでしょう。
一汗かいた後はゲーム。
チーム対抗で「丸太早切り競争」と「木の年輪当てクイズ」をやり、phinocchioでも販売している木工品がもらえました。
その後森林散策へ。
歩いているとなんと「カモシカ」が僕たちを祝福?してくれました。
こっちを見てじっとしているので写真を撮り放題。
でも焦ってなかなかうまく撮れませんでした。
最後に看板に参加者の皆さんの名前を明記し、ツアーは終了。
「想像以上に楽しかった」等、参加された皆さんの喜んだ顔が見れて、僕達スタッフも「やってよかったね」と思いました。
まだまだ至らぬことや準備不足な事も多かったですが、また次回も今回以上の企画になることを目指していきたいと思います。
参加された皆さん、輝節さん田口木工さん、スタッフの皆さん、ありがとうございました!!
(撮った写真は「phinocchio店長日記」で掲載しています)
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2008年10月30日|房国の『興味津々旅に出よう』
最近は環境意識の高まりから「植林」「間伐」という言葉はかなり耳にするようになってきましたが、「間伐」がなぜ必要なのかということがまだまだ分からない一般の方が多いと思います。
間伐は生えている木を間引きする作業ですが、ここで間伐をするメリットを箇条書きにしてみます。
・間伐した木材を使って製品を作れる。
・残った木は周りに競争する木が少なくなり、陽の光りや土壌の栄養をより得ることによって丈夫で大きな木になる。
・陽の光りが土壌にも差し込むようになり、新たな植物が生える。
・虫や動物たちが生息できる。
・たくさんの枯葉や根が土壌の流出を抑え、水を蓄える。
こういったメリットがあります。
これは特に人工林(人が植林をして育てている山林)に必要な作業ですが、人間の経済活動にとっても動植物、環境にとっても大切な作業であることがお分かりいただけると思います。
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2008年10月29日|房国の『興味津々旅に出よう』
ご無沙汰しています。
最近はおかげ様で仕事が忙しく、朝5時6時から工場で機械を回し、夜7時くらいまで残業。
それから夜の会合に出席して、帰ったら気付くと寝ているという生活が続きついついブログの更新も滞っていました。
しかし昨日の岐阜県中小企業家同友会のフォーラムで会員の方から
「最近更新されてませんね」
と言われ、見てくれている方の存在を改めて認識し、ありがたく思うと同時にこれからはもうちょっと根気よく書いていこうと思っています。
実際前回の日記から2週間、色々な事がありました。
今日はその中で主だったものをいくつか分けて書いてみますね。
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