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森づくりから納材まで

天然乾燥・人工乾燥

FLOW 森林づくりの取組み

  • 植林

    よい木材製品づくりはよい山づくりから。一本一本丁寧に植林することから私たちの製品づくりは始まります。
  • 育成

    育成

    下刈り、枝打ち、間伐などの手入れは優良な木材を育てるのに欠かせない作業。伐採するまで幾度となく手が加えられます。
  • 伐採

    伐採

    大きく成長し伐期を迎えた木を伐採し、用途に応じて長さを切り分けます。山を痛めないように丁寧に搬出をすることで、また次の山づくりにつなげます。
  • 原木ストック管理

    自然資源である原木丸太は、いきものです。 伐採された時期や管理の状態によって、著しく状態が悪化することもあります。 よって、仕入れを行う時期や保管方法をコントロールすることで、 均質で良い製品づくりに繋がるように、原木管理に配慮しています。
  • 皮むき

    皮むき

    大きく成長し伐期を迎えた木を伐採し、用途に応じて長さを切り分けます。山を痛めないように丁寧に搬出をすることで、また次の山づくりにつなげます。
  • 製材

    製材

    1本1本を熟練の職人が見定め、丸太の特性に応じて製材品を作り分けします。構造材、羽柄材、板材、ラミナなど、様々な注文に対応しています。 (生産能力:25m3/日) 荒川製HD型製材機(H6年導入) 荒川製HD1100型製材機(H10年導入) イシダ製IHS-1100ツインバンドソー(H23導入)
  • 乾燥

    乾燥

    山共では、お客様のニーズに応じて、天然乾燥・人工乾燥を使い分けています。 乾燥を制した木材は、その後の変化を最小限に抑えられ、 建築現場で木を扱う方々からも喜ばれる製品づくりに繋がります。
  • 仕上げ加工

    仕上げ加工

    職人の目視や含水計の測定による検品を行いながらプレナー仕上げをします。見た目にも寸法精度にも優れ、お客様の満足度を追求した製品をつくり上げます。 菊川製NF45型四面カンナ盤(H15導入)
  • 納材

    納材

    仕上がった製品は、本数や内容に間違いがないかチェックし、丁寧に梱包して納材させていただきます。

AIR SEASONING 天然乾燥・人工乾燥

天然乾燥について

天然乾燥材とは、天然(自然)な環境下で乾燥させた材のことをいいます。 人工乾燥材(温度管理など人為的な環境下で乾燥させた木材)と対比して、天然乾燥材と呼ばれ、 英語ではAD材( AirDry )と表記します。 乾燥時には、木材と木材の間に桟と呼ばれる横木を積み、 桟積みのブロックを作って、風通しの良い場所に置いて 木材中の水分をとばす自然乾燥を行います。 この時、桟を置く位置や桟の大きさによっても、乾燥や曲がりの変化が生じるため、 長年の実証によって得た最適な配置で桟積みを行います。 天然乾燥にはは約1年間の乾燥期間があるため、注文を受けてから作っていたのではとても間に合いません。 私達は500?のストックを持ち、即時納材に努めています。

人工乾燥について

天然乾燥と対して、乾燥機に入れて乾燥させた木材のことを人工乾燥材と言い、英語ではKD材(Kiln Dry Wood)と表記されます。 山共の人工乾燥は、バイオマス資源を燃料に用いています。 化石燃料の多用による環境負荷を避けるため、 私たちは国内で初めて木質バイオマス発電に取組みました。 木材を燃焼することで発生する蒸気を乾燥に利用することで、 環境にも配慮した木材乾燥を実施しています。 バイオマス乾燥を使い含水率を20%未満まで下げ、 さらに製品は全品グレーディング検査を行います。 含水率、ヤング係数を機械で測定し、1本ずつ印字することで、 安心して使われる製品を納材させていただきます。
天然乾燥材ができるまで